超簡単!美容と健康に「麹水」

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皆さん、初めまして。SSI研究室専属テイスター・酒匠・日本酒学講師・唎酒師・焼酎唎酒師・J.S.A SAKE DlPLOMAの吉川亜樹です。
関西を中心にタレントとしてテレビ・ラジオに出演中!
この他にも、日本酒専門YouTubeチャンネル「日本酒女子のSAKE」講座で日本酒の魅力などをわかりやすくお伝えしています。

皆さんは、麹水をご存知でしょうか?とっても簡単に作れて、美容と健康に良く、地球環境にも優しいという理想の飲み物なのです。
麹水とは、その名の通り、米麹を水に浸しただけのもの。米麹と水さえあれば、いつでもどこでも手軽に楽しむことができます。
私が麹水と出会ったのは、つい最近のこと。学生時代にミスキャンパスに選ばれた時の友人で、美意識のとても高い女性から教えてもらいました。
彼女も別の大学のミスに選ばれたくらいですから、今も美容と健康には気を付けていて、久しぶりに会った時も、とても若々しく見えました。
その秘密を聞いたところ、麹水を飲んでいるというのです!!
お酒の専門家である私が、米麹を使った麹水を知らないなんて恥ずかしいと思い、私なりにいろいろと研究して、実際に毎日飲んでいます。
結論から言うと、とっても良い!!

ということで、まずは作り方をご紹介しましょう。
用意するものは、だいたい次の通りです。

米麹、水、保存容器、お茶パック、スプーン、計量器

米麹には、いろいろなタイプがあります。まず、乾燥タイプで粒状になっていてパラパラしているもの。次に、やはり乾燥はしていても、板状の大きなかたまりになっているもの。そして、生米麹といって、乾燥していないしっとりしたもの。
麹水には、どれを使っても構いません。ちなみに私は、扱いやすいという点で、乾燥した粒状のものを使っています。
大きなスーパーにも置いているようですが、Amazonや楽天などネット通販でも簡単に買うことができます。
値段はまちまちですが、私が愛用しているものは、だいたい1㎏入りで、1000円台で販売されています。

は普通にミネラルウォーターを使っています。
保存容器は、どんなものでも良いのですが、私は口の広いプラスチック製のピッチャータイプのものを使用しています。もちろん、蓋つきです。

お茶パックというのは、茶葉を入れて煮だしたりするときに使う袋のことで、100円均一やスーパーなどで普通に手に入ります。

スプーンは、米麹をお茶パックに入れるときに使うので何でも大丈夫。

計量器は、米麹の分量を量るためのもので、あまり精密なものでなくても、10g単位で表示できれば間に合うと思います。

それでは、作っていきましょう。
まず、米麹をスプーンでお茶パックに入れ、100gになるようにします。
それを保存容器に入れ、500mlの水を注いで、冷蔵庫で一晩寝かせれば、でき上がり!
とっても簡単です。
米麹と水の比率は、1:5ということになりますので、1L作りたいなら米麹は200gという計算になります。

でき上がった麹水は、ほんのり黄色くなっていて、飲んでみると、わずかな甘味を感じます。ちょっと甘酒の風味に似ていて、とても飲みやすく、さっぱりしています。
冷たくして飲むのが基本で、料理に合わせて、お茶代わりに楽しむのも良いでしょう。
どんな料理にも合う飲み物です。もちろん米麹なのでノンアルコールです。
体が冷えるので、温めたいという方、実は要注意。温度を上げすぎるとせっかくの酵素が失われてしまいます。なので、せいぜい50,60度くらいまでにしてください

作った麹水は、冷蔵庫に保存して、3日以内に飲むようにしましょう。
1日の目安としては、500ml程度を飲むのが良いとされています。
1度使った米麹は、3回まで再利用できます。1回で捨てるなんてもったいない。
なるべく目一杯楽しみましょう。
ちなみに、私の場合、500mlを保温性の高い水筒に入れて持ち歩いて飲んでいます。

飲み始めての感想ですが、まず、お通じがとても良くなりました。もともとそこまで便秘気味ではなかったのですが、とても快調になりました。
あと、化粧ノリが良くなり、美肌効果を感じています。私の友人は、髪の艶なども良くなったと教えてくれました。

使い終わった米麴ですが、ちゃんと捨てずに活用できます。
私の場合、そのままお風呂に投入して麹風呂として楽しんでいます。体が冷えている時など、ぽかぽかと良く温まります。お肌もしっとりすべすべです。

このほかにも、米麹をそのまま炊飯器に入れてご飯と一緒に炊けば、麹ご飯のでき上がり。ヨーグルトに混ぜて食べるのもおススメです。
後は、サラダに具材として入れたり、さまざまな料理に応用できます。

こうしてみると、究極のSDG‘Sですね。体だけでなくお財布にも地球環境にも優しい素晴らしい麹水です。皆さんもぜひ、日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

【参考】
・『新訂 日本酒の基』(NPO法人FBO)
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ライター紹介🍶

吉川亜樹
SAKEタレント
大阪生まれ、大阪育ち。関西学院大学社会学部卒。初代ミス関西学院大グランプリ。
酒匠、日本酒学講師、J.S.A SAKE DIPROMA 、SSI研究室専属テイスター
関西を中心にテレビやラジオ、雑誌媒体などに出演する傍らシンポジウムのパネラーなどとしても活躍中!
YouTube『日本酒女子のSAKE講座』で日本酒の魅力を発信中!
2021年末、念願の酒販免許を取得「SAKE-AKI‘S STORE」開設!
日本酒のプロデュースや定期的な日本酒ペアリング会なども主催!

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