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いろいろなお酒×砂糖の組み合わせで「梅酒」を漬けてみた!

梅酒は梅酒でもいろんな梅酒を試してみたい!

6月といえば、梅の実の収穫=梅の実を漬ける季節。
おうち時間が増える中で、今年は梅酒を漬けてみよう〜と思った人は多いのではないでしょうか?

漬け方を調べると、
「お酒は焼酎かホワイトリカー、砂糖は氷砂糖で」

大体こんな情報が出てきます。

つまり。

お酒の種類、お砂糖の種類の組み合わせ次第で、
もっと美味しい梅酒ができるのではないか…!?

これぞ梅酒に携わるスタッフだからできる、贅沢な検証。
小瓶でさまざまな梅酒を漬けてみました!

「やってみたかったけど、どんな感じになるかわからない、、」
「大量に梅酒作っても、飲みきれる自信がない、、」
「いろんな種類を試してみたい、、」

という方にとって必見の記事になればと思います。

それではいってみましょう〜!

※ちなみに今回はお酒と砂糖の組み合わせだけでの実験なので、梅の実の種類は和歌山の「南高梅」で統一していきます。予めご了承くださいませ。

まずはお酒(ベース)の違い

今回検証に使ったお酒(ベース)は6種類。

大地の、香水。
■OSUZU GIN ジン【尾鈴山蒸留所/宮崎県】
https://item.rakuten.co.jp/umeshu/1402-08-0200/

焼酎と金柑のボタニカルな出会い。
■OSUZU GIN Kumquat(金柑)【尾鈴山蒸留所/宮崎県】
https://item.rakuten.co.jp/umeshu/1402-11-0200/

奈良の芋焼酎。
■花札焼酎 萩に猪【八木酒造/奈良県】

香る、梅の蒸留酒。
■花札蒸留酒 牡丹に蝶【八木酒造/奈良県】

サントリーのロングセラー。
■サントリー ウイスキー【サントリー】

文句のないコスパ。
■サントリー ブランデー V.O【サントリー】

ウィスキーやブランデーは国産のものよりも海外ものになると種類も価格も幅も広がるのですが違いも難しくなってくるため、今回は一般的に有名なサントリーさんのものを使いました。

ただ、梅はもちろん、日本にあるものを手に入れて漬けるのだから、お酒や砂糖も全て国産のもので統一する方が、味わいのズレは少ない事は確かです。
中でも最新の組み合わせは、OSUZU GIN Kumquat(金柑)を使ったパターンの梅酒です。

このジンは期間限定で製造されたもので、ほのかに金柑の香りがします。
これで梅酒をつけたらどうなるのだろう、、スタッフ一同注目の一つです。

次に砂糖の違い

お砂糖は3種類で検証しました。

お酒の特徴を邪魔しない
■氷砂糖

ほのかな甘みの梅酒にするなら
■てんさい糖

甘味はありつつもまろやかにしたい
■さとうきび糖

最初に氷砂糖の組み合わせしかないのか、、と言いましたが、梅酒の味は、梅とお酒とお砂糖と3種類のバランスで決まります。
なので梅の実やお酒で特徴を出したい時には、それぞれの特徴を邪魔しない「氷砂糖」を選ぶ方が無難です。
その際はバランスを見てお砂糖を選んでみてください。

てんさい糖とさとうきび糖は、砂糖の原材料の2つで、北海道で栽培される「てんさい」か、九州の沖縄や鹿児島などで栽培される「さとうきび」から抽出されるのものになります。

「てんさい」とは作物の名前で、「てん菜」と書きます。私も実物を見たことはないのですが、見た目は大根のようなんだとか。味わいとしての特徴は「ほのかな甘さ」で、他の砂糖にはない特徴のお砂糖です。

「さとうきび糖」は馴染みがある人も多いと思いのではないでしょうか。てんさい糖とよく似た形で茶色く色味がかっていますが、甘味はてんさい糖よりも少し強いお砂糖です。

いざ!組み合わせを考えてみる

今回はお酒の種類の幅があるため、種類の少ないお砂糖をベースに、もっていきたい方向を決めます。

また計6種類を作るので、小さな500mlのボトルで作っていきます。
この時は100均一のもので作りましたが小さなボトルは色々な形があるので、お気に入りの形のものを選ぶと、なお愛着が湧いてきますよ!
500mlのボトル

ボトルを選んだら①と②を交互に瓶に入れながら、最後にお酒を注いで梅酒を漬け込んでいきます。お酒を注ぐ瞬間はなんとも言えない至福のヒトトキ…。

—————————————-
①処理済みの梅の実(※今回の場合は完熟めの南高梅)…200g程度、6〜7個程度
②お砂糖…100〜150g
③お酒…200〜360ml
—————————————-

■さとうきびとの組み合わせ
・OSUZU GIN Kumquat(金柑)
・サントリー ウイスキー

この組み合わせは、さっぱりとしながらも味わいを出すための組み合わせとしてやってみました。
さとうきびの色味とお酒の色味が入って、紅茶のような透き通った茶色の色味になりました。

■てんさい糖との組み合わせ
・サントリー ブランデー V.O
・花札焼酎 萩に猪

こちらは濃ゆいお酒の味わいを大事にしながら、控えめなお砂糖の甘味もプラスした組み合わせとして、やってみました。
お酒の濃ゆい色味と砂糖の色味で、全体的に黒っぽい色味に。

■氷砂糖との組み合わせ
・OSUZU GIN ジン
・花札蒸留酒 牡丹に蝶

最後はシンプルに。お酒の特徴を素直に出すための組み合わせとして、やってみました。
お砂糖にもお酒にも色がないので、より無色に近い透明度の高い色味でした。

https://sakepal.jp/wp-content/uploads/2021/07/ぱ-300x300.jpg

これらを日々、瓶をグルグル回して中の砂糖を攪拌(かくはん)しながら梅の実のエキスがゆっくりと抽出され、梅酒が飲める日までじっくり待ちます。

2週間経過した様子

とはいうものの、梅酒ができるのは最短でも3ヶ月〜6ヶ月。
浅い味わいとして楽しむことができ、それ以降はより熟成した深みのある味わいに変化していきます。

2週間経過した様子のボトルはこんな感じです。

さとうきびと薄く色のついたお酒との組み合わせでは、砂糖は全て溶け切っていて、おいしそうなアメ色になっていました。
梅の実はシワにならずふっくらの状態のままです。(美味しそう…)

ブランデーや色味の付いたお酒とほのかな甘みのてんさい糖で漬けたものは、色のわりには、少し開封すると梅の香りがしっかりと感じられる状態でした。

色味の薄いもの同士の組み合わせでは、まだ氷砂糖が少し溶け切っていないところもありました。また、梅の実は他のと違ってシワができ、色味も最初よりうっすらと黄色みがかっていて梅のエキスが出ていそうな感じが見られました。

 

まとめ

梅酒はすぐに飲めないというデメリットよりも、自分で一つ一つ丁寧な手仕事で漬けて、梅酒を「時間」とともに育てていくという時間の使い方が梅酒作りのキホン、ということを改めて感じました。

梅酒の味が美味しいことももちろん大事ですが、複数の梅酒を漬けることで、できたときの「どんな味がするんだろう?」という楽しみは倍増すること間違いなしだろうなと、漬けたばかりの梅酒たちを見ながら思いにふけるのでした。

 

https://sakepal.jp/wp-content/uploads/2021/07/ぱ-300x300.jpg

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