【レシピあり】カレーは赤ワインや日本酒で煮込むと美味しくなる?!味わいの違いを検証!

みんな大好き「カレー」。
さまざまなレシピがありますが、水の代わりに赤ワインや日本酒で仕込むと、よりスパイスの味が引き立ち、奥深い味わいになるってご存じですか?
そこで今回は、同じレシピのカレーを「赤ワイン」「日本酒」「水」でそれぞれ作ってみて、その味の違いがどのように変わるのかを検証してみました!

基本のレシピ

[材料]
●水/日本酒/赤ワイン200cc
●鶏モモ肉(皮を取って大きめにカット)400g(2枚分)
●にんにく 2つ割 20g(4片)
玉ねぎ くし切り 240g(1個)
バター 30g
■コリアンダーパウダー 2g(小さじ1)
■クミンパウダー 2g(小さじ1)
■ターメリックパウダー 2g(小さじ1)
■ガラムマサラ 2g(小さじ1)
■カイエンペッパー 1g(小さじ1/2)
■ブラックペッパーパウダー 1g(小さじ1/2)
塩 8g(大さじ1/2)
砂糖 8g(大さじ1/2)
トマト くし切り 160g(1個)

<レシピ提供>メルシャン株式会社 <レシピ監修>エリックサウス・稲田俊輔

[作り方]

①●の材料を20分〜1日マリネした後、濾しておく(濾した後の日本酒/赤ワインは取っておく)

②鍋でバターを溶かし、①の鶏肉とニンニク、玉ねぎを炒める

③鶏肉の表面の色が変わったら■のスパイスと塩、砂糖を加え、スパイスの香りが立つまで1〜2分炒める

④トマトと①の濾した日本酒/赤ワイン/水を加え、5分程度煮立ててアルコールを飛ばしたら蓋をして弱火で20分程度煮込む

⑤蓋を取って鍋中重量800gを目安に少しとろみがつくまで煮詰める
(玉ねぎとトマトを潰すように混ぜると全体に程よいとろみがつく。それでも作りたてはかなりサラサラだが、いったん室温程度まで冷ますととろみが増し、 味わいも落ち着いて一体感が生まれる)

日本酒/赤ワイン/水では味はどう変わる?

「①●の材料を20分〜1日マリネした後、濾しておく(濾した後の日本酒/赤ワインは取っておく)」だけを変えて味の違いを試してみました。水で作る分はマリネをせず、④で戻す時に200mlの水を入れました。

日本酒/赤ワインはどのようなものを使用しても良いですが、赤ワインはフルーティさと渋みのバランスの良いもの、日本酒は、贅沢ですが大吟醸を使用するのがおすすめです……!

赤ワインでマリネした鶏肉は、しっかりと赤ワインの色味がついている!調理中はずっと赤ワインの良い香りが広がっていました!

日本酒でマリネした鶏肉を使用すると、赤ワインほど調理中に日本酒の匂いはしないものの、ふわっと奥行のある香りがしたのが印象的でした。

そして完成!上が水で作ったカレー、左下が赤ワインで作ったカレー、右下が日本酒で作ったカレーです。全然色が違いますね。

水で作ったカレーは、もちろん美味しいのですが酸味と辛味がダイレクトに感じられる気がします。最初に食べた時にはわからなかったのですが、赤ワインや日本酒で作ったカレーを食べたあとに再度口にすると、その味が少し単調に感じてしまいました。

日本酒で作ったカレーは他2つと比べて甘味が増した味わいに。一番特徴的だったのは鶏肉が柔らかくなっていたことでした。麹の効果でしょうか?

赤ワインで作ったカレーは酸味に深みが増して、さらにスパイスの美味しさを引き出している感じがしました。赤ワインにも酸の作用で鶏肉を柔らかくしてくれる効果があるので鶏肉が美味しく感じます!今回の3つの中では個人的に一番美味しく感じました!

まとめ

お酒で煮込んでいるということで気になるのはアルコール分ですが、しっかり火を通すことでアルコールは飛ぶのでお子様でも食べることが可能です(しっかりアルコールが飛ぶように5分以上煮たててくださいね)。

飲むだけでなく、料理でもその美味しさパワーを発揮してくれる日本酒や赤ワイン。
使用したお酒とペアリングして一緒に楽しむのがおすすめです!
皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね。

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ライター紹介🍶

松本果歩
恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、
社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。
お酒好きが高じて国際唎酒師の資格を取得、日本酒のお店でも働いています。
Twitter:@KA_HO_MA

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